庄内農業高等高校

山形県にある庄内農業高等学校の皆さん。同校では1年生から3年生までが合同で学び、播種から収穫・調整・販売などの専門分野までを実践的に研究しています。 4.8ヘクタールの水田では稲の栽培・販売を行っています。栽培している品種は「コシヒカリ」「つや姫」「ミルキークイーン」「はえぬき」「雪若丸」です。 実家が農家という生徒だけでなく、多様な背景を持つ若者たちが集い、日々土と向き合っています。 今回は「第19回あなたが選ぶ日本一おいしいお米コンテスト」高校生部門で見事、最優秀金賞を受賞した生徒の皆さんに、米作りへの熱い想いを伺いました。

コンテスト出品のきっかけと、最優秀金賞を受賞された感想を教えてください。
学校で作ったお米をより多くの人に知ってもらい、庄内米の魅力をアピールしたいという思いから出品しました。 受賞を知った時は、正直なところ「びっくりした」というのが第一印象でしたが、同時にすごく嬉しかったです。 地域の方々や全校生徒からもたくさんのお祝いの言葉をいただきました。 自分たちが丁寧に育ててきたお米が、全国の審査員の方々に「美味しい」と認められたことで、これまでの努力が確信へと変わり、大きな自信につながりました。
昨年の受賞米の出来栄えはいかがでしたか?
昨年は天候にも恵まれたおかげで極めて品質が良く、全量が1等米という高い評価をいただくことができました。 実際に自分たちで食べてみても「今年は美味しいな」としっかり実感できる素晴らしい出来栄えでした。

米作りで苦労したことや、農業の楽しさについて教えてください。
苦労しているのは夏場の猛暑です。 炎天下での作業が体力的に厳しいのはもちろんですが、暑すぎるとお米が白くなってしまうなど、品質低下(高温障害)を招く原因になるため、日々の管理にはとても気を遣います。現在は衛星画像とAIを組み合わせ、田んぼの生育状況をマップ化し、最適なタイミングで管理・栽培する取り組みにも挑戦しています。田んぼのどのエリアの収量が低いか視覚的に把握し、そこに多めに肥料を散布するなど最新技術を活用して作業効率の向上を図っています。 一方で、農業ならではの楽しさもたくさんあります。 季節ごとに美しい景観を見せてくれる庄内の田んぼですくすくと成長する稲の姿を見守りながら、「今年はどんな美味しさになるんだろう」と秋の収穫を想像して作業する時間は、本当にワクワクします。

皆さんが普段食べているお米や、おすすめのご飯のお供はありますか?今年の生育状況も教えてください。
私たちの家でよく食べているのは「はえぬき」が多いです。 栽培しやすく収穫量が安定しているからだと思います。 ご飯のお供としては、卵かけご飯(TKG)や納豆、鮭、海苔の佃煮などが人気ですね。 今年の生育状況については、暑すぎることのない恵まれた気候が続いており、順調に育っています。
今後の目標を教えてください。
プレッシャーもありますが、「日本一のお米を作る」という目標を掲げ、今年もコンテストに出品して連続受賞を目指しています!
消費者の皆さまへ
人間が生きていく上で、「食」は決して欠かすことのできないものです。 庄内の農産物は、私たち生産者がたっぷりの愛を込めて作っており、他のどの地域にも絶対に負けないという強い自負と誇りを持っています。 これからも、日本人の主食であるお米の素晴らしさを次世代へ伝える地域のリーダーとして、庄内の美味しいお米を全国の皆様へ広めていきたいと考えています。 ぜひ私たちが丹精込めて育てたお米を味わってみてください。